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共働き夫婦の育児・家事分担の現状は?溝が生まれる理由と解決方法

育児を一緒にしている共働き夫婦

共働きが増えてきた近年、「育児と家事の分担」は夫婦関係において重要な課題となっています。仕事や子育てに追われる生活の中で、お互いに協力できなければ、関係性にもひびが入り、深刻な問題に発展しかねません。本記事では、育児・家事分担によって夫婦関係に溝が生まれる理由と効果的な対処法についてご紹介します。夫婦が協力し合いながら課題を克服するためのヒントとして参考にしてください。

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共働き夫婦の育児・家事分担の現状

共働きが当たり前となった現代では、育児や家事の分担に関して生じる夫婦間での摩擦がトラブルの種となっています。この問題は、内閣府が行った「家事等と仕事のバランスに関する調査」の結果にもよく表れています。

調査結果によると、女性がフルタイムで働く共働き夫婦の場合でも、妻が担う家事の負担は、夫の約2倍であるという内容でした。フルタイム以外で働く場合、妻の家事負担の割合は、夫の約4倍となり、その差はより顕著に表れています。

育児・家事分担によって夫婦間に溝が生まれる理由

共働き夫婦は、夫も妻も家庭と仕事の両立を図らなければなりません。お互いに忙しいからこそ、ちょっとしたすれ違いで溝が生まれ、深刻な問題に発展しやすくなります。ここでは、育児と家事分担の問題に注目し、夫婦の関係が悪化する理由をご紹介します。

夫は育児・家事をやったつもりでいる

育児・家事分担において、夫が「やったつもり」でいる場合、この夫の態度が夫婦間に生じる溝の原因となり得ます。家事や育児にかかる時間や負担を正しく理解できていないと、夫は「やったつもり」でいても、妻からしたら「十分な協力が得られていない」と感じてしまうでしょう。

妻は夫が行う育児・家事に対して不満が多い

妻は、夫が行う育児・家事に対して正しく評価できていない場合があり、その不満が夫婦間の溝を生じさせる原因となります。例えば、妻は夫に自分のやり方やスケジュールで家事や育児をやってほしいと期待しています。しかし、夫にも自分のやり方があり、行動に移すまでのペースがあるのです。

こうなると、たとえ夫が育児や家事に参加したとしても、妻からしたら、感謝として受け止めるべき対象ではなく、ストレスを増やす原因となってしまいます。

共働き夫婦が育児・家事の分担を上手に行う方法

育児や家事は、休みなく毎日行わなければなりません。最初は気付かない位の小さなストレスでも、毎日積み重なると、いつかは爆発してしまいます。小さなトラブルが深刻な問題に発展しないよう、夫婦間で上手に分担を行って、日頃から対処しておくことが重要です。

それぞれの分担を話し合って決める

夫婦間で生じる溝を埋めるためには、育児や家事の分担を、お互いの期待値や能力を考慮した上で、話し合って決めることが重要です。そのためにはまず、お互いに日常生活や仕事のスケジュールを共有し、家事や育児の具体的な仕事内容とかかる時間について理解しましょう。

全体像が把握出来たら、誰が何を行うのかを明確に決める必要があります。その際、お互いの強みや好みを考慮して分担を決めるのがおすすめです。それぞれの分担を話し合って決めたら、定期的に振り返り、調整や変更が必要な場合には柔軟に対応しましょう。

「パラレル家事」を行う

パラレル家事とは、お互いが同時に異なる家事や育児を担当することを指します。例えば、夫が子供の宿題を手伝っている間に、妻が夕食の用意をするといったやり方がパラレル家事です。このように同時に進めることで、効率的かつ協力的に家事や育児に取り組めます。

他の人や物に頼る

共働き夫婦が、限られた時間とエネルギーの中で育児や家事を上手に行うには、他の人や物に頼る方法がおすすめです。ハウスキーパーやロボット掃除機、スマート家電を導入することで、家事の負担が軽減され、子供との時間など、より大切なことに専念できるようになります。

解決方法を見つけて、育児・家事の負担を減らそう

今回は、育児・家事分担によって夫婦間に溝が生まれる理由と効果的な対処法についてご紹介しました。特に共働き夫婦の場合、お互いに仕事をしていて忙しいため、すれ違いや誤解によって溝が深まるケースがよくあります。

このような問題を解決するには、お互いに話し合って分担を決めたり、パラレル家事を行ったり、他の人や物に頼ったりと、さまざまな方法を試してみるのが大切です。それぞれの家庭に合った解決方法を見つけて、夫婦間に生まれた溝を埋めていきましょう。

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